にんにく

香辛野菜

学名：Allium　sativum

分類：ユリ科ネギ属 　原産地：中央アジア 仏名：ail別名：オオニンニク、オオビル、ヒル疲労回復効果で風邪を吹き飛ばすイタリア料理や中華料理の香りづけに欠かせないにんにくは、古くから強壮作用をもつ薬用植物として知られてきました。 注目すべき栄養成分は、香りのもとであるアリシン。強い殺菌作用のほか、ガンや血栓を予防する効果があり、さらに体内でビタミンＢ1と結びつくとスタミナ回復に効果を発揮します。このアリシンは、切ったりつぶしたりすることで発生するので、上手に調理しましょう。また野菜にはめずらしく、グリンピースなみのたんぱく質を含んでいます。   スタミナが持続する アリシンにはガン予防、スタミナ補給の働きもあり、特にビタミンＢ１と結合すると貯蔵性が高まり、疲労回復効果が。しょうがと合わせると香りが弱くなるが効能はアップするので、中華料理ではいっしょに使われることが多い。加熱すると香りが弱まり、アリシンの効果も薄れる。   ＜食べ合わせ＞にんにく＋しいたけ・ブロッコリー・いちご・わかめ　⇒　ガン予防、白髪防止、脱毛予防にんにく＋たまねぎ・ねぎ・にら・サケ　⇒　血液サラサラ効果、スタミナ強化にんにく＋イカ・タコ・カキ・ホタテ貝　⇒　強精・強壮効果、肥満防止にんにく＋白菜・みつば・モロヘイヤ・ヨーグルト　⇒胃腸を丈夫にする、ガン予防、下痢を解消する食品成分表（可食部　100ｇあたり）

出典：もっとからだにおいしい野菜の便利帳

監修：白鳥早奈英・板木利隆

発行者：高橋書店

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