元気の源ビタミンB1の吸収を高める

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ニンニク+ステーキ

ニンニクが最大のスタミナ源であることはよく知られています。野球選手をはじめ、ボクサー、ラガーなどほとんどのスポーツ選手がニンニクを料理に用いていますが、問題はあのニオイ。しょうゆ漬けにしたり、煮込み料理に入れたり、みじん切りにして炒め物に入れたり・・・・・。みなさん、それぞれにご苦労なさっていることでしょう。

ニンニクは、それ自身スタミナ食品であるだけでなく、一緒に食べ合わせた食品の口あたりをよくし、コクのある味覚をつくり出します。食欲を増進し、消化を促進する働きもあります。

こうしたニンニクの効用の秘密は、ニンニクに含まれているアイリンという成分。ニンニク特有の強いニオイのもとであり、ネギやラッキョウにも含まれていますが、含有量の最も多いのがニンニクです。アリインはアリシンになりビタミンB1含有量の一番多い鶏レバーと食べ合わせると、最高に効率よくビタミンB1の補給ができるわけです。

ビタミンB1はとても吸収の悪い栄養素で、体内での滞留時間も短く、どんどん体外に排出されてしまいますが、アリシンと結合してアリチアミンになると、非常に長い時間体内にとどまっていることができます。このアリチアミンが血行をよくし、疲れを早く取り除く働きをしてくれるわけです。

ビタミンB1は糖分を分解してエネルギーに変えるときに重要な働きをするのです。またビタミンB1が不足すると脳神経の働きが鈍くなり、極度に物覚えが悪くなったり、時間や場所の観念がなくなる。いわゆるコルサコフ症候群という症状を起こすことが知られています。受験勉強や、仕事で頭を酷使する人は脳神経中のビタミンB1が消費されやすく、すぐ不足状態になりますから、<鶏レバー+ニンニク>の食べ合わせでつねに新しいビタミンB1を補給する必要があります。

B1は、ニンニクのアリシンと結合すると、水に溶ける(水溶性)性質が一転して、油に溶ける性質(脂溶性)に変身します。そのため、私たちの体の中のさまざまな膜(腸管も胃壁もすべて膜からできています)を通過しやすいので、B1の吸収効率がグンとははね上がるわけです。

ニンニクは肉と食べ合わせてもとても有効です。朝鮮料理の焼肉のタレに生ニンニクがたっぷりすりおろしてあるのはそのためです。味をよくするとともに、肉のタンパク質の分解、消化を促進してくれます。<ステーキ+ニンニク>の食べ合わせの信奉者はたくさんいます。

「ニンニクの良さはわかるけど、職業上、あのニオイがどうもね。」という方もいらっしゃいます。そういう方には、ニンニクの代わりに長ネギ、ラッキョウ、タマネギ、ニラなどをおすすめします。これらはみな、ニンニクと同じ「タマネギ系香辛料」に分類されている仲間です。

焼肉とタマネギ、またはピーマンとの食べ合わせは、焼きすぎの肉に生じる発がん物質を除去する働きもあって一石二鳥。中華料理のレバニラ炒めの効用は言うまでもなく理想的な食べ合わせの一つということがよくおわかりになるでしょう。

出典:体にいいつもりが逆効果!やってはいけない「食べ合わせ」

著者: 栄養学博士 白鳥早奈英

発行者:青春出版社

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