抗結核剤+バナナ、マグロ、すじこ

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頭痛、吐き気を引き起こすことも!

バナナは栄養価が高く、消化吸収も良いとあってアスリートに人気です。栄養価としては、糖質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、マグネシウムを含みます。

バナナが一番アスリートに貢献するのは、ブドウ糖、果糖、ショ糖などさまざまな糖質で、これらがそれぞれエネルギーになる時間が異なります。このエネルギーの時間差がエネルギーを長持ちさせることになるのです。

結核とは、結核菌による炎症から始まります。炎症が進むと、組織が化膿に似た状態になります。肺結核ではこの状態がかなり長く続き、レントゲンなどに写る影の大半がこの時期の病巣です。その後、組織が溶けて、咳やくしゃみと一緒に気管支を通って肺の外に出され、病巣は空洞になります。空洞なので空気も肺からの栄養も十分にあり、結核菌には絶好の住処となって菌はどんどん増殖します。ここから菌が肺の他の部分に飛び火したり、リンパや血液の流れに乗って他の臓器でも悪さを始めたりすることもあります。こうして結核は肺全体、全身に拡がって行きます。

冒される臓器としてはリンパ節が最も多く、とくに多いのが首の脇が腫れるもので、次に腎臓(腎結核)が多く見られます。腎結核は暴行などを巻き込むこともよくあります。また骨や関節を冒すこともあり、背骨にできるのが「脊椎カリエス」です。この他、喉頭、腸、腹膜、また目や耳、皮膚、生殖器にまで拡がることもあり、いちばん怖いのは脳にくる場合です。

抗結核薬は、結核菌の成長を抑制し破壊する化学療法薬PAS(パス)、イソニアジト、抗生物質のストレプトマイシン、サイクロセリン、リファンピシンなどがあり、併用することが治療の原則です。

バナナと抗結核剤の組み合わせは、バナナに含まれているヒドロキシトリプトファンという成分により、頭痛、高血圧になってしまうことがあります。

他にマグロやすじことの飲み合わせは、抗結核薬のイソニアジトが、マグロやすじこに含まれるヒスチジンとうアミノ酸の代謝を阻害するために、体内にヒスタミンが蓄積し、頭痛、吐き気などの中毒症状がでることがあります。

出典:寿命を延ばす食べ合わせ、縮める食べ合わせ

著者:白鳥早奈英

発行者:祥伝社

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