もやし
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発芽野菜
学名:Leguminosae
原産地:中国
おいしい時期:周年 低カロリーで栄養価の高いヘルシーフード 豆が発芽し伸縮していく過程で、豆のもつカロリーは消費されていきます。その一方で消化のよい栄養素がたくさん作られるのですが、こうしてできるのがもやしです。大幅に増加するのがビタミンCとアスパラギン酸で、血中コレステロール値の低下や、ガンおよび動脈硬化予防、疲労回復を手助けします。 血圧を下げる働きのあるカリウムに加え、便秘や糖尿病、大腸ガンなどを予防する食物繊維も豊富です。 保存法 袋のまま冷蔵庫で保存しても1日でビタミンCが30%減少する。水に浸けて冷蔵庫だと3~4日で8割も失う。使い切るのがいちばん。 根切りもやし ヒゲ根を取ると口あたりも見たもよくなる。近年「根きりもやし」という商品が登場。薬品で処理しているのではと話題になったが、精密機器でカットされた安心な食材になっている。 カロリーの差 ゆでたもやしのカロリーを比較すると:緑豆もやし 12kcal、ブラックマッペ 13kcal、大豆もやし 34kcal。大豆もやしは意外と高カロリーである。 栄養豊富で高い薬効 美肌効果の高いビタミンC、エネルギー代謝を高めるビタミンB1、B2、カルシウム。造血作用のある鉄を含む。良質なたんぱく質は、筋肉や臓器などを構成する成分となる。大豆もやしには精神を安定させるトリプトファンや、体内組織の修復にかかわるリジンなどの必須アミノ酸が含まれている。 <食べ合わせ> もやし + 大根 ・ やまのいも ・ かぶ ・ 白菜 ⇒ 胃腸の働きをととのえる、 ガン予防 もやし + きくらげ ・ たまねぎ ・ ねぎ ・ セロリー ⇒ 肥満防止、 高血圧予防、 動脈硬化、 心臓病予防 もやし + アサリ ・ シジミ ・ 鶏肉 ・ チコリー ⇒ 肝臓病予防、 肥満防止、 健脳効果 もやし + レバー ・ ほうれん草 ・ きくらげ ・ しいたけ ⇒ ガン予防、 血行促進、 貧血予防 食品成分表(可食部 100gあたり)
エネルギー | 14kcal |
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水分 | 95.4g |
たんぱく質 | 1.7g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 2.6mg |
無機質 カリウム | 69mg |
カルシウム | 9mg |
マグネシウム | 8mg |
リン | 25mg |
鉄 | 0.3mg |
亜鉛 | 0.3mg |
ビタミンb1 | 0.04mg |
ビタミンb2 | 0.05mg |
葉酸 | 41μg |
ビタミンc | 8mg |
出典:もっとからだにおいしい野菜の便利帳
監修:白鳥早奈英・板木利隆
発行者:高橋書店