睡眠不足解消

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小魚+ゴマ

「ついついテレビの深夜番組を観ちゃって」
「推理小説って、読み出したらやめられなくてねえ」
「うちはつき合い酒が多くてね。毎日午前様さ。もう眠くて眠くて・・・・・」
朝の通勤電車の中、ビジネスマン同士の会話です。

もしこれがあなたなら、あなたはきっとストレスがたまって、イライラしているに違いありません。寝不足を続けていると、やがて狭心症、十二指腸潰瘍、リウマチ性関節炎といった大病になることがあります。

飲み歩いて午前様だったり、深夜のテレビや読書で夜更かしなんていう人はこの際除外して、本当に仕事で夜更かしせざるを得ないという人にそっと教えましょう。

夜更かしによるストレス防止にはズバリ、<小魚+ゴマ><シイタケ+レモン><凍り豆腐+カツオ節>といった食べ合わせがおすすめです。

まず小魚。
ストレス解消にはミネラル(無機質)の働きが重要です。特にカルシウムとマグネシウムです。
サルを使った実験では、ナトリウムとカリウムイオンを注射されたサルは一晩中眠ることができず、カルシウムとマグネシウムを注射されたサルはすっかり落ちついて熟睡してしまいました。小魚はカルシウムとマグネシウムの宝庫ですが、これだけでは吸収が悪いので、カルシウムの吸収を助けるためにシイタケやカツオ節のビタミンDの力を借ります。Dの存在によって、カルシウムの吸収等は20倍もアップするのです。

人体は、ストレスを感じると副腎皮質ホルモンの分泌量が増し、体内の代謝も高まるので、とくにビタミンC・アミノ酸が消費されて不足になります。ゴマも凍り豆腐もカツオ節も必須アミノ酸を多く含んでいますが、できれば動物性タンパク質と植物性タンパク質を組み合わせるのがベターです。

とくに<凍り豆腐+カツオ節>は、カツオ節に不足のトリプトファンを凍り豆腐が補い、豆腐に不足のリジン・メチオニンをカツオ節が補い合って相性抜群。レモンはもちろんビタミンC。ビタミンCは、副腎皮質ホルモンや副交感神経の興奮を抑え、胃液の分泌過多を防いで胃の粘膜を保護する仕事もしてくれます。ストレスが多くの病気の元凶であることを思い起こしてください。

不眠症や忙しさのために睡眠不足になる―― 頭の働きも鈍くなり、イライラのために内臓にまで負担をかけることもあります。次の3つの栄養素を心してとりましょう。

・神経が高ぶっているときは、カルシウムがいら立ちを鎮めてくれます。カルシウム源は、牛乳や小魚のほかに意外と知られていないのが、切り干し大根、ひじきなどです。

・ビタミンB1は神経の働きを正常に保ってくれます。

・ビタミンCはストレスに対する抵抗力をつけてくれます。

食べ合わせの知恵

<麦ご飯+モヤシ+ゴマ> 糖質を分解するビタミンB1を含む麦ご飯で、糖質の消化吸収を助けます。

<小豆+サツマイモ+ひじき> 小豆のサポニンが内臓を強化。ひじきをたっぷり食べてカルシウムを充分とります。

<枝豆+カブの葉+田作り> 睡眠不足による不快感を田作りのカルシウムで抑え、枝豆のメチオニンで肝臓強化。

<ネーブル+脱脂粉乳> 脱脂粉乳のメチオニンは神経伝達の作用があり、朦朧(もうろう)とした頭には効果があります。

出典:体にいいつもりが逆効果!やってはいけない「食べ合わせ」

著者: 栄養学博士 白鳥早奈英

発行者:青春出版社

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