紅茶の成分「テアフラビン」とインフルエンザ対策

インフルエンザ予防に紅茶の成分「テアフラビン」

紅茶に多く含まれている成分、「テアフラビン」をご存知でしょうか？

テアフラビンは、ポリフェノールの一種で、緑茶に含まれるカテキンが発酵によって2分子重合したものです。インフルエンザウイルスを撃退してくれる成分ということで注目されています。紅茶は、他のポリフェノールを含む飲み物と比べて、インフルエンザウイルスを無力化する速度が速く、実験によっては「15秒ほどでインフルエンザウイルスを無力化した」とか「紅茶で無力化したインフルエンザウイルスの感染力は復活しない」といった報告があります。また、普段から紅茶をよく飲む人は、インフルエンザにかかりにくいとの報告もあります。

なお、ウーロン茶は半発酵なので、テアフラビンの量は、紅茶と比べて多くありません。

テアフラビンの効果が低減する飲み方

紅茶の飲み方では、主に次の5種類あります。この中で、牛乳を入れた紅茶「ミルクティー」は効果が無いとされています。

1. ストレート
2. 砂糖を入れる
3. レモンを入れる
4. 牛乳を入れる
5. それらの組み合わせ

紅茶に牛乳を入れると、テアフラビンが牛乳のタンパク質と結びついて、効果が低下するそうです。もしかしたら、生クリームのケーキをいっしょに食べても、テアフラビンの効果が減少するかもしれません。

また、ペットボトルの紅茶は、製造工程や添加物、保存期間などの影響で、ポリフェノールの成分量が減っている可能性があるため、できればティーバッグなどでいれたての紅茶を飲みたいところです。

紅茶を飲み過ぎたときの弊害

紅茶には、「シュウ酸」が含まれています。シュウ酸は、体内でカルシウムと結合して、結石ができると言われています。

紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用があり、結石を体外へ押し流してくれることが期待できます。しかし、結石ができやすいシュウ酸が含まれているので、紅茶を多く飲むことは微妙なところです。

シュウ酸はカルシウムと結合しやすいので、紅茶をミルクティーにしたり、紅茶といっしょにカルシウム分の多い食事を取ったりすると、結石を防ぎやすいとも言われています。

インフルエンザ対策でストレートティーを飲むか、結石対策でミルクティーを飲むか、これも微妙なところです。

ずっと紅茶を飲み続けるための工夫

さて、インフルエンザ対策として紅茶を飲むときは、15秒以上飲み続ける必要があります。また、継続的にインフルエンザ対策をするためには、頻繁に紅茶を飲む必要があります。

しかし、紅茶を15秒連続して飲み続けることは難しいばかりか、ずっと飲み続けていると、先ほども述べたように別の病気になる気もします。

そこでおすすめなのが、株式会社榮太樓總本鋪が開発した「紅茶飴」です。

紅茶の飴であれば、ずっと口の中に紅茶を含んでいることと同じことになります。長時間、紅茶を微量に飲み続けていることによって、テアフラビンの効果が発揮されやすいことでしょう。濃縮された紅茶を飴にしたら、テアフラビンの効果も高まるはずです。

紅茶の飴の開発をお考えでしたら、当社にご連絡ください。テアフラビンの効果を引き出した飴の開発にご協力いたします。

紅茶だけに頼らず免疫力強化を

紅茶をよく飲む人は、インフルエンザにかかりにくいということは事実です。しかし、紅茶を飲むすべての人が、まったくインフルエンザにかからないわけではありません。あくまでも、確率の問題です。

普段から、健康的な生活や食事、免疫力を高めるサプリメントの摂取などで、免疫力を高め、インフルエンザにかかりにくい体質を目指すことが大切です。

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