みょうが

香辛野菜

学名：Zingiber　mioga

分類：ショウガ科ミョウガ属

原産地：アジア東部夏バテ予防に薬味以外でも食べて その歴史は古く、3世紀に書かれていた『魏志倭人伝』にも記載されているほど。ほかにも若い茎を軟白栽培したみょうがたけがあります。 さわやかな独特の香りの成分はαピネンで、食欲を増し消化を助ける効果や、血行をよくして発汗をうながす作用、さらには眠気を覚ます効果もあります。また熱冷ましの効果もあるので、温暖化が進む過酷な夏にはうってつけ。 きざんで削り節としょう油をかける、みそ汁の具にする、など手軽に一品できるのも魅力です。    αピネンが体を温める   精油成分αピネンは針葉樹にも含まれており、リラックス効果とともに発汗を促進し、血液循環を調整するは働きがある。みょうがをきざみ、同じく細かく切ったしょうがと合わせて薬味として食べると、体が温まり、冷えに有効。なおαピネンは揮発性なので生食のほうが薬効は高い。   ＜食べ合わせ＞みょうが　＋　やまのいも・しそ・キャベツ・ねぎ　⇒　食欲増進、老化防止、ガン予防みょうが　＋　わかめ・サバ・イワシ・豆腐　⇒　高血圧、心臓病予防、健脳効果みょうが　＋　ウナギ・カキ・にんにく・たまねぎ　⇒　疲労回復、ガン予防、スタミナ強化みょうが　＋　きゅうり・セロリー・カキ・とうがん　⇒　利尿作用、腎臓病予防食品成分表（可食部　100ｇあたり）

出典：もっとからだにおいしい野菜の便利帳

監修：白鳥早奈英・板木利隆

発行者：高橋書店

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