肥満を防ぐ食べ合わせ

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黒酢+ショウガ –ダイエットのダブル効果

酢の起源は紀元前5000年のバビロニアでの記録だとされています。黒酢とは米酢の一種で、玄米または大麦を1~3年ほどかけて発酵・熟成させた酢のことです。中国から伝来し、日本では江戸時代の後期あたりから、鹿児島県福山町で作られるようになりました。

黒酢には強い抗酸化作用があります。とくに黒酢の抗酸化作用は他の酢と比較しても大きいことが知られています。抗酸化作用とは、活性酸素による体の酸化防止をする作用のことで、体に悪影響を及ぼす活性酸素から私たちの体を守ってくれるのが、黒酢の強力な抗酸化作用というわけです。他にも人間に必要な8種類の必須アミノ酸が含まれ、さらにクエン酸をはじめとする有機酸も豊富に含まれています。これらの成分には、血栓を除去し血液をサラサラにする効果があります。この血液サラサラ効果により、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防・改善することができます。

黒酢でダイエットを試みる方も多いようです。黒酢にはアミノ酸が豊富に含まれています。クエン酸サイクルとアミノ酸の脂肪燃焼効果によるダイエット効果のダブルパワーを期待できます。

一方、ショウガには独特の刺激を持つ香りや風味があります。ショウガに含まれる成分には、皮のすぐ下の部分から抽出される精油に含まれる成分と、ショウガのでんぷん質に含まれる成分があります。でんぷん質に含まれる成分には独特の香りや風味のある「オレオレンジ」という成分があり、オレオレンジの中には、殺菌作用や抗酸化作用のある「ショウガオール」や「ジンゲロール」という成分が含まれています。

精油にはジンギベレン、ボルネオール、ファルネセンなど30種類以上の成分が含まれています。代表的なものには、クルクミンやリモネンがあります。精油に含まれる成分はショウガの皮のすぐ下にあるため、皮をむいたショウガには含まれていないことが多くあります。乾燥させてしまうと、精油に含まれる成分の多くは化学変化し、他の成分に変わってしまったりなくなってしまったりすることもあります。とくにショウガ独特の爽やかな香りは失われやすいため、乾燥ショウガの香りは弱いものがほとんどです。

昔からショウガは風邪を予防する効果や体を温める効果など、いろいろな効能があるといわれ、料理や保存食として使われてきました。新陳代謝を活発にもしてくれるため、ダイエットに利用されることもあります。また、食べるだけではなく外から塗ったり貼ったりすることで咳を和らげるためにも使われてきました。また、ショウガは体を温めてくれる効果以外にも殺菌作用や食欲増進の効果もあります。

血液をサラサラにし、脂肪を燃焼する黒酢と、新陳代謝を活発にするショウガの食べ合わせで、まさにダイエットのダブル効果が期待できます。

出典:寿命を延ばす食べ合わせ、縮める食べ合わせ

著者:白鳥早奈英

発行者:祥伝社

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