ハードカプセル

ハードカプセル

ハードカプセルとは、小指の先よりも小さい円筒状のカプセルのことです。ゼラチンやプルラン、セルロースなどを原料として作られたカプセルです。ハードカプセルの中には、主に粉や顆粒が入ります。最近では、液体も入れられるようになりました。

円筒状のボディに顆粒を入れ、キャップを重ねて出来上がりです。液体を入れるときは、キャップを溶着させて、液体がこぼれないようにします。

ハードカプセルの対応成分

ハードカプセルに対応する成分は、粉や顆粒にすることができるもので、ハードカプセルの材質と化学変化を起こしにくいものであれば、何でも入れることができます。

液体のものを入れる場合には、ハードカプセルと化学変化を起こしそうなものを入れるときは、特に注意が必要です。

ハードカプセルのメリット

ハードカプセルのメリットは、粉や顆粒であれば、ほぼ何でも入れられることです。カプセルの中に入れたものは、酸化が防がれるため、成分の安定性も高いです。臭いの強い粉や顆粒でも、ハードカプセルに入れることで臭いを抑えることができます。

ソフトカプセルと比べると、製造工程が簡素なので、製造コストを抑えることができます。カプセルに内容物を入れるだけですので、もっとも簡単に製造ができます。

最近のハードカプセルは、水分量の多いものや油分のなどの液体をも入れられるようになりました。

ハードカプセルのデメリット

ハードカプセルのデメリットは、他の形状のサプリメントと比較して、1粒にあまり量が入らないことです。例えば、3号カプセルであれば、サイズが小さいので250mg程度しか入りません。

また、フワフワした軽いもの、粒子が細かいものなど、流動性が悪いものは入りにくいことがデメリットです。そういったものをハードカプセルに入れてみると、容量通りに入れば280mg入るカプセルのサイズでも、実際に中には160mg程度しか入らないことがあります。

保管方法にもよりますが、吸湿性の高い成分を入れると、時間の変化とともに、カプセルの中で固まっていく可能性もあります。

ハードカプセルのサイズと種類

通常のハードカプセルのサイズは規格で決まっていて、主流は1号~3号で、もっと小さなものや大きなものもあります。

ハードカプセルの種類は、通常のサイズのもの、ショートサイズといって短いもの、キャップにシールをして機密性を高めたもの、腸溶性と言って摂取すると胃で溶けずに腸で溶けるものなど、いろいろな種類があります。

ハードカプセルの製造工程

1.処方

ハードカプセルのサプリメントを製造するために、お客様のご事情やご要望を伺い、それによって処方を組みます。処方は、「どの有効成分をどれだけ入れたいか。」や「どういった効果があるものが欲しいか。」などによって内容が異なってきます。

例えば、「骨密度を高めるサプリメントを作りたい」や「血液をサラサラにするサプリメントを作りたい」、「記憶力を高めるサプリメントを作りたい」などというご要望のお客様であれば、すでにそのようなサプリメントは市場に多数出回っているため、差別化を考えることから始めます。

また、すでに使用したい原料が決まっている場合があります。原料によって「一般市場では、サプリメント1回当たりの摂取量にこの量の成分をいれることが基準だから、それ以上を入れて欲しい」という内容であったり、効果が期待できる成分量を単体もしくは複合で入れたりするご要望があります。

オイル成分がメインの場合や油分の多い粉末(レシチンやアスタキサンチンなど)は、ハードカプセルを選び、粉末成分は打錠を選びます。味や臭いの影響が出る場合や打錠に向いていない成分、熱で変性してしまうものはハードカプセルを選びます。

お客様のご希望で、「薬っぽく見せたい」という場合にもハードカプセルを用いることもあります。

2.粒数

処方する有効成分の量が決まったら、次はハードカプセルで製造する粒数を決めます。粒数は1日の摂取量によって異なります。

ミニマムロットは、10万カプセルです。10万カプセルと聞くととても多いように思いますが、1日4粒で30日のものであれば、おおよそ900個程度です。実際には、もっと多くの量を製造します。

もし、ハードカプセルを製造するためのミニマムロットに達しない場合には、ハードカプセルのサイズを小さくしたり、増量剤を入れたりして調整します。

3.試作

次に、ハードカプセルの試作を作ります。試作品を作ることで

  1. カプセルの見た目に問題がないか
  2. カプセルや成分に変質が見られないか
  3. イメージ通りの臭いなのか

これらに問題があれば作り直すことになります。試作品で納得がいくものができたら、お客様に最終の確認をしていただきます。

この試作品でサプリメントの効果を確認するお客様もいます。

ちなみに、試作されたサプリメントは当社社員が4~5倍程度の量を一度に摂取し、胃に負担がかからないか、体に異常が起きないかを確認しています。

4.原料の調達

試作品をお客様に確認していただき、問題がなければ、本製品を製造るために、すべての原料を発注します。

原料が入荷してきてすべてそろったら、原料を処方通りの分量になるように、原料1つずつ計量します。

集められた原料は、混合室にある混合の機械(V字混合機)に入れて混ぜ合わせられます。

5.製造

カプセルを製造する専用の機械で、ハードカプセルを製造していきます。出来立てのカプセルには粉が付着しているので、エアーを吹きかけてきれいにします。

製造されたものは、パッケージに封入されます。パッケージには、チャック付きの袋や三方シール、ボトルがあります。

ハードカプセルの吸収

ハードカプセルは、被膜が溶けたら中の成分が出てくるので、少しずつ溶ける打錠と比べると吸収性は早いです。

ハードカプセルの被包剤や表面の加工を工夫すると、胃で溶けずに腸で溶けるようにすることも可能です。これを「腸溶(ちょうよう)」といいます。

主な添加物

ハードカプセルでは、次のような添加物を用いたり、原料に加えたりします。

  • 被包剤
  • 滑沢剤
  • 多少の賦形剤

色付きのカプセルは着色料です。

ハードカプセルの被包剤として、ゼラチンやプルラン、セルロースなどです。ゼラチンがもっとも安価ですが、液体のものや吸湿性の高い成分、ゼラチンと反応しやすい成分を入れる場合は、セルロース系のハードカプセル(ヒドロキシプロピルメチルセルロース:HPMC)が用いられることが多いです。

ゼラチンと反応しやすい成分は、液体のものや、ビタミンCや脂肪酸といった酸性のものです。当社の実績として、プロテオグリカンや生のローヤルゼリーは中身との相性でHPMCを用いて製造したことがあります。

保存方法

高温多湿を避けて常温で保存します。容器の蓋や袋のアルミチャックはしっかり締めてください。

夏場は、ハードカプセルの表面が溶けて、ハードカプセル同士がくっついてしまうことがあります。それを防止するために、被膜がくっつきにくくする工夫をすることがあります。

冷蔵庫に保管することは、ハードカプセルは向いていません。ゼラチンは、冷えてしまうと固まってしまうためです。また、冷えたハードカプセルを冷蔵庫から出してくると、ハードカプセルが結露して変質してしまう恐れがあるためです。

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