糖尿病になる食べ合わせ

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ラーメン+ごはん -どう考えても糖質摂り過ぎでしょ

ラーメンは今や国民食といえるほど、子供から年配者まで、性別、地域を問わず、年間を通して食べられています。縮れた黄色い麵と甘いにおいと食感とがかもし出す味わいは、他の麵とは別物です。

ラーメンの栄養価はというと、麵の糖質だけと思われがちですが「チャーシューラーメン」「海鮮ラーメン」などがあるので、出汁とトッピング次第です。

一般的に、ラーメンのスープは鶏がら、豚肉、豚骨などを熱湯で煮出して作ります。かつお節やさば節、昆布などを使うスープもあります。骨や肉をじっくりと煮出して作るラーメンのスープには、食材に含まれていたネバネバ物質がたくさんとけ込んでいます。美肌効果や老化防止効果のある「コンドロイチン硫酸」という動物のネバネバ物質が含まれています。コンドロイチン硫酸は、体内で作られるのですが、年齢とともにそれらを作る能力が衰えてきますので、大切な物質です。

栄養が気になる人は、いろいろトッピングすれば良いのです。五目ソバやチャンポンにすれば野菜や肉のみならず、タンパク質やビタミン、ミネラルも摂れます。ダイエットをされている人は野菜から先に食べるようにして、塩分が心配な人はスープを残せば良いのです。1品で変幻自在に味と栄養素を楽しむことができましょう。

ごはんは日本人にとって重要なタンパク源です。ごはんに味噌汁とういう組み合わせは、ごはんに足りない子供の成長や傷の修復を早めるリジンを、大豆のタンパク質が補うという理想の食べ合わせなのです。タンパク質は血や肉、細胞を形成し体の基本を作る大切な栄養素です。ごはんの栄養価は糖質、タンパク質、脂肪、ビタミンB群の葉酸・パントテン酸などを微量ずつ、ミネラルはカリウム、亜鉛、銅、マンガンを含みます。食物繊維も含まれています。

お茶碗1杯のごはんの中の栄養を身近な食品に置き換えてみると、タンパク質は卵1/4個分、脂肪はヒラメの1/6匹分、亜鉛は大正エビの1/2尾分、パントテン酸は白菜と同量、食物繊維はトマトの1/2個分・・・・・。最近不足が問題視されているマグネシウムや亜鉛といったミネラルも含まれており、マグネシウムはニンニクとほぼ同量、亜鉛は大正エビの1/2尾分もあります。

玄米ごはんであれば、体内の細胞や欠陥の若さを保つ老化防止効果のあるビタミンEが含まれていす。ビタミンEは発芽する食品に多く含まれています。脂質はエネルギー源として重要であり、肌の潤いを保ったりするうえでも必要ですが、摂り過ぎに気をつけなければ、肥満や成人病の原因になります。

ラーメンとごはんの食べ合わせは「ラーメンライス」「半チャンラーメン」など、食欲旺盛な若者たちの大好物ですが、ラーメンの麵1人分1玉(ゆで)200gで298kcal、ごはん1人分普通盛り145gは244kcalと糖質の摂り過ぎとなります。よく体を動かす学生時代ならエネルギーとして消費されますが、大人には避けたい食べあわせです。ラーメン1杯では物足りないなら、野菜や肉をトッピングしてボリュームアップしたらいかがでしょう。

出典:寿命を延ばす食べ合わせ、縮める食べ合わせ

著者:白鳥早奈英

発行者:祥伝社

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