肝臓病を防ぐ食べ合わせ

投稿日: /
最終更新日:

ニンニク+ホタテ貝 –肝機能に効く、アルコール好きの強い味方

昔から二日酔いにならないために、お酒を飲む前にニンニクを食べておくとよいといわれています。それはニンニクに多く含まれているビタミンB群が、肝臓にたまってしまった糖質をエネルギーに変えてくれるからです。

お酒を飲んだ後は、アルコールが肝臓に脂肪として蓄積されます。ニンニクはこれを代謝して、肝機能を正常に戻す効果を助けるのです。最近お酒を飲んだ後にとても疲れやすい、と感じているかたは肝機能が低下しているのかもしれません。ニンニクを健康管理に取り入れてみるようにするといいかもしれませんね。

ニンニクには肝機能改善効果があるといわれています。肝機能の低下は倦怠感から始まって、悪化してしまうと肝炎、肝硬変、肝臓ガンなどといった病気を引き起こす原因となってしまいます。ニンニクを食べることによってこういった症状を予防したり、改善する効果があるといわれています。
またニンニクに含まれる化合物アリシンは肝臓にたまってしまった化学物質を、体外にすみやかに排出する作用を持っています。アリシンにもまた肝臓の脂肪を代謝する役割があります。

さらに、ニンニクに含まれているアミノ酸の一種であるメチオニンは、肝臓の毒素、老廃物を除去する効果があるといわれています。メチオニンには、血中コレステロール値を下げる効果もあるといわれています。そのほかミネラル成分として有機ゲルマニウムも、肝機能を改善しサポートしてくれる効果のあることがわかっています。ホタテ貝は高タンパク食品で、独特のその旨味成分のコハク酸、イノシン酸などはアミノ酸のグルタミン酸うぃ含みます。糖質や脂質の代謝を促すビタミンB1やB2も多く、大変ヘルシーな食品といえます。鉄分や亜鉛などのミネラルを豊富に含むのも特徴の一つです。亜鉛は味覚や嗅覚の機能を正常に保ち、これが不足すると味覚障害を引き起こします。

もう一つ、ホタテ貝で要注目なのはアミノ酸の一種、タウリンが大変多く含まれているという点です。もともと魚介に多いタウリンのなかでも、ホタテ貝の含有量はトップクラスです。解毒作用など、肝臓のさまざまな機能を強化してくれるタウリンは、ほかにも心臓の血管を丈夫にして、目の疲労回復に効果がある物質です。ホタテ貝は疲れた体を内側から元気にしてくれる強い味方なのです。低カロリーというのもいいですね。
ニンニクとホタテ貝の食べ合わせは、共に肝機能を丈夫にする働きがありますので、アルコールをたしなむ方には朗報ですね。

また、イカもタウリンを多く含んでいます。オクラのネバネバ成分がその吸収を高めるので、食べ合わせると効果的です。この他に、鶏肉も肝臓を強くする作用があるメチオニンを含んでおり、ナメコのネバネバ成分により吸収が高まるので、おすすめの食べ合わせです。

出典:寿命を延ばす食べ合わせ、縮める食べ合わせ

著者:白鳥早奈英

発行者:祥伝社

サプリメントOEM製造ページ>>

ページトップ